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2024年度 土木学会関西支部地域活動賞を決定しました

土木学会関西支部地域活動賞は、土木学会関西支部の活動圏内(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県)において、土木学会員をはじめ一般市民や学校・自治体・企業等の団体が土木を通じて地域や関西支部の活動圏に貢献している活動等(地域活動)を顕彰し、土木に対する意識の高揚を図ることを目的として、2020年度から新たに設けられた表彰制度です。
 5回目の2024年度は2件のご応募をいただき、選考の結果、1件を地域活動賞に決定しました。
 地域活動賞の表彰は、2025年5月9日に建設交流館で開催される「土木学会関西支部総会 表彰式」で執り行われ、楯を授与いたします。
 なお、掲載の記事・写真・図表の著作権は、受賞団体および公益社団法人土木学会関西支部に帰属します。

地域活動賞

【対象活動】 イトヨの保護を通した水環境学習 

本願清水において、イトヨに触れながら学習する様子

【活動実施者】
イトヨ守り隊
【主な活動地】
福井県大野市
【活動内容】

平成の名水百選であり、国内の陸封型イトヨ生息地の南限として国の天然記念物に指定されている「本願清水(ほんがんしょうず)」が校区にある大野市開成中学校では、以前からイトヨを保護する活動に携わり、2023年度に生徒が「イトヨ守り隊」を結成して、「本願清水イトヨの里」館長の岐阜協立大学 森誠一教授の助言を受け、「見る・聞く・触る・測る・感じる・調べる・話す・参画する」という体験を多く取り入れながら、大野市の魚である「イトヨ」の保護を通して、身近な大野の水環境・地下水について考える活動を行っています。2024年度からは大野市陽明中学校の生徒も参加しています。
 また、「イトヨの里市民講座」や2024年開催の「水資源保全全国自治体連絡会シンポジウムin越前おおの」で活動を発表し、イトヨの保護や湧水環境の保全の必要性について全国に発信しています。 本活動を通して大野市の地下水のバロメーターであるイトヨの保護の意識が高まるとともに、大野市の水循環に関わる人材育成と水文化が継承されることを期待しています。

過去の受賞活動はこちらをご覧ください

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