2023年度 土木学会関西支部地域活動賞を決定しました
土木学会関西支部地域活動賞は、土木学会関西支部の活動圏内(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県)において、土木学会員をはじめ一般市民や学校・自治体・企業等の団体が土木を通じて地域や関西支部の活動圏に貢献している活動等(地域活動)を顕彰し、土木に対する意識の高揚を図ることを目的として、2020年度から新たに設けられた表彰制度です。
4回目の2023年度は1件のご応募をいただき、選考の結果、地域活動賞に決定しました。
地域活動賞の表彰は、2024年5月17日に建設交流館(予定)で開催される「土木学会関西支部総会 表彰式」で執り行われ、楯を授与いたします。
なお、掲載の記事・写真・図表の著作権は、受賞団体および公益社団法人土木学会関西支部に帰属します。
地域活動賞
- 【対象活動】 小中学生を対象とした土砂災害防止学習会の取り組み
- 【活動実施者】
- 京都府砂防ボランティア協会
- 【主な活動地】
- 京都府全域
- 【活動内容】
京都府砂防ボランティア協会は阪神・淡路大震災時の対応・活動を教訓に、土砂災害等から府民の生命を守り福祉に寄与することを目的として、京都府の土木技術OB職員等が中心となり1997年に発足し、活動の一つとして、2007年より小中学生を対象に「土砂災害を学ぼう」と題した学習会を毎年実施しています。
学習会では過去の風水害による被災状況、土砂災害の種類や発生原因を写真・動画で説明し、地域の雨量・水位計や河川監視カメラの紹介、ハザードマップの見方や情報収集、避難行動、備えの大切さなどを伝えています。
また、手作りの土石流の模型を用いて、声かけの大切さなどを交えた避難を演出しながら、水と土砂を流して被害の大きさや砂防ダムの効果を説明しています。
これらの学習を通じて、府内の子供達の防災知識や意識の向上に寄与しています。