助成事業 [元 調査・共同研究] 行事と募集(主催・共催)

【開催終了】安価で確実な鋼橋の長寿命化対策に関する調査研究委員会講習会

お知らせ
  • 講習会当日にQRコードによる参加登録を行ってくださった皆様へ受講証明書を送信しました。(なお、遅刻・早退をされた方には受講証明書を発行いたしかねます。あしからずご了承ください。)[08/02]
  • 本講習会の資料を一般公開することとなりました。[07/31]
  • 本講習会は終了しました。ご参加ありがとうございました。[07/28]

 2014年から義務化された道路橋に対する5年ごとの全数近接目視点検が2018年度で一巡し、今後は補修補強、更新、架け替えなどの対策のステージに突入する。これまでの点検結果から、速やかに修繕しないと今後通行止めになる可能性がある橋梁が全体の1割程度確認されているが、実際に補修等に着手できている橋はその中の1割程度であり、残りの9割程度は放置されているのが現状である。これらの橋梁に対して速やかに補修していく必要があるが、現在の財政状況を考えると極めて厳しい状況にある。すなわち、対策が必要な橋の数に対して、圧倒的に予算が不足するため、限られた予算で大規模更新や架け替えなどを行うためには、橋の数を減らすか、対策の質を落とすしか選択肢はない。数も減らさず、質も落とさないためには、先ず何よりも安価で、かつ確実で効果的な補修補強対策を開発するしか道はない。
 一方、鉄道橋では、以前から2年毎の定期点検が義務付けられており、点検時に「救急箱」を携帯してバンドエイド的な比較的簡易な補修を行うことにより長寿命化を図っている事例も見受けられる。

 本委員会は、鉄道事業者や道路管理者、コンサルタント、施工業者、大学の研究者、弁護士等で構成し、2019年度の共同研究グループの活動を引き継いで、2021年度から安価で確実な鋼橋の長寿命化対策に関する調査研究を行ってまいりました。
 このたび、その成果を踏まえ、下記の要領で講習会を開催し、研究成果をご報告申し上げたいと存じます。奮ってご参加下さいますようご案内いたします。

主催・共催

主催:公益社団法人土木学会関西支部
共催:安価で確実な鋼橋の長寿命化対策に関する調査研究委員会

日時

2023年7月28日(金) 13:15~16:45

会場

クレオ大阪東 ホール
 〒536-0014 大阪市城東区鴫野西2-1-21
  JR「京橋駅」 南口から南へ徒歩7分
  OsakaMetro「大阪ビジネスパーク駅」 4番出口から東へ徒歩9分
  京阪「京橋駅」 中央口から南へ徒歩11分

定員

300名 (先着順)

参加費

無料

CPD

この行事は、土木学会認定CPDプログラム (認定番号:JSCE23-0323、CPD単位:3.0)です。
CPD受講証明書の取得については、CPDポイントについてを必ずご覧ください。

申込方法

参加申込はコチラから

上記の “参加申込はコチラから”ボタン よりお申込ください。
 1メールアドレスにつき1回のみのお申込が可能です。
 「@civilnet.or.jp」からのメールを受信できるように設定をお願いします。

申込締切

2023年7月12日(水)
定員に余裕がありますので、引き続き申込を受け付けます。(7月26日(水)時点で、あと20数名受付可能です。)
なお、定員に達し次第申込を締め切ります。(定員に達した場合、申込フォームに「定員数を超えた為申し込みできません。」と表示されます。)

講習会資料

講習会資料は、申込完了時に届くメールに記載のURLからダウンロードしご利用ください。

プログラム (敬称略)

13:15
~13:30
開会の挨拶
研究概要報告
委員長 坂野 昌弘 (NPO法人橋守支援センター)
13:25
~14:55
【長寿命化に関する研究事例 (15分×4件)】
(1) 余部鉄橋撤去桁 (99年間供用・添接部)の疲労挙動
坂野 昌弘 (NPO法人橋守支援センター)
(2)長尺リサイクルCFRP板を用いた鋼桁補強
坂野 昌弘 (NPO法人橋守支援センター)
(3) 既設鋼床版Uリブ・横リブ交差部の疲労対策
田辺 篤史 ((株)日建設計)
(4) 新設鋼床版垂直補剛材上端部の改良構造
田辺 篤史 ((株)日建設計)
【自治体支援 (15分×2件)】
(1) 橋守支援センターの取組み (道守養成講座、NPO静岡)
小出 泰弘 (南海電気鉄道(株))
(2) 設計者の説明義務違反と発注者責任 (阪神高速大和川線訴訟)
江副 哲 (弁護士法人One Asia)
14:55
~15:10
<休憩 15分>
15:10
~16:40
【実橋での長寿命化対策事例 (15分×4件)】
(1) 国道1号京橋架道橋支承改良および桁扛上工事
永野 裕登 (京阪電気鉄道(株))
(2) 穂谷川橋梁改良工事
永野 裕登 (京阪電気鉄道(株))
(3) 狭あい部に設置可能な制振装置を用いた耐震補強
土井 達也 ((公財)鉄道総合技術研究所)
(4) 淀川橋梁架け替え工事
沖西 学 (阪神電気鉄道(株))
【見学会報告 (10分×3件)】
(1) 沖縄の橋梁 (塩害環境下の腐食事例と対策)
冨山 久男 ((公財)大阪府都市整備推進センター)
(2) 福井の橋梁 (九頭竜川に架かる橋)
鈴木 啓悟 (福井大学)
(3) 横浜の橋梁 (日本最古の溶接鉄道桁、トレッスル水管橋)
谷口 望 (日本大学)
16:40
~16:45
閉会の挨拶
幹事長 小出 泰弘 (南海電気鉄道(株))
司会:調査研究委員会幹事 田辺 篤史 ((株)日建設計)

※ 都合により講師や講演タイトル、順序などに変更の生じる場合がございますのでご了承ください。

問合先

土木学会関西支部「鋼橋講習会」係
TEL:06-6271-6686

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