助成事業 [元 調査・共同研究] 行事と募集(主催・共催) 関西土木工学交流発表会 [元 年次学術講演会]

ワークショップ「関西の多様な海岸線における防災および水域環境に関する課題抽出とリスク評価」

 関西の海岸線は多様な構成要素を持っています。大阪湾沿岸では埋立地の増加等により、自然海岸が減少し、埋立護岸の延長が長くなっています。人工的に造成された海浜も点在しており、海岸の利用者も多く見られます。大阪湾外の海岸に目を移すと、南海トラフ地震とその津波対策が早急に必要な太平洋側の海岸や、風光明媚であるが厳しい冬季風浪にさらされる日本海側の海岸等があります。
 本共同研究グループは、このような個性があり多様な課題を持つ関西の海岸の状況を、人工海浜の地形変化、埋立護岸等の人工構造物が水域環境に与える影響、地球温暖化により巨大化した台風が引き起こす高潮に対する防災、近い将来の来襲が予想される南海トラフ地震により発生する津波に対する防災、陸域起源および外洋起源のゴミ漂流・漂着、等の観点から調査し、それぞれの地域における課題の抽出を行うことを目的として、2017年度より活動を行ってきました。2018年度は、前年度に実施したヒアリングをもとに海浜地形の分析を行ったほか、現地海岸の視察を行い、海岸の持つ課題と評価指標について検討しました。本ワークショップでは、2018年度の活動報告と、関西各地の海岸が抱える課題を報告させて頂きます。多数のご来場をお待ちしております。

日時 2019年5月25日(土)15:00~16:30
会場 大阪大学 吹田キャンパス 工学部 R1-211教室
(2019年度 土木学会関西支部 年次学術講演会 会場)
参加方法 事前申込は不要ですので、直接会場へお越しください。
参考 2019年度 土木学会関西支部 年次学術講演会 開催案内

プログラム(敬称略)

15:00~15:10 開会挨拶・活動報告
代表 荒木 進歩(大阪大学)
15:10~15:35 海岸の課題抽出と将来予測のための評価指標の探索
入江 政安(大阪大学)
15:35~16:00 東播海岸の海浜地形の経年変化
安田 誠宏(関西大学)
16:00~16:25 2019年台風21号の経験から大阪湾の高潮災害について考えるべきこと
中條 壮大(大阪市立大学)
16:25~16:30 閉会挨拶
代表 荒木 進歩(大阪大学)
【司会】川崎 浩司((株)ハイドロ総合技術研究所)

※ 都合により講師や順序などに変更の生じる場合がございますので、予めご了承ください。

委員構成

氏名 所属
荒木 進歩(代表) 大阪大学 大学院工学研究科 地球総合工学専攻
有光 剛 関西電力(株)技術研究所 土木技術研究室
入江 政安 大阪大学 大学院工学研究科 地球総合工学専攻
宇野 宏司 神戸市立工業高等専門学校 都市工学科
遠藤 徹 大阪市立大学 大学院工学研究科 都市系専攻
柿木 哲哉 神戸市立工業高等専門学校 都市工学科
川崎 浩司 (株)ハイドロ総合技術研究所 研究開発センター
金 洙列 鳥取大学 大学院工学研究科 社会基盤工学専攻
小林 健一郎 神戸大学 都市安全研究センター
佐々木 勇弥 大阪大学 大学院工学研究科 地球総合工学専攻
澁谷 容子 東洋建設(株)総合技術研究所 鳴尾研究所
中條 壮大 大阪市立大学 大学院工学研究科 都市系専攻
中山 恵介 神戸大学 大学院工学研究科 市民工学専攻
安田 誠宏 関西大学 環境都市工学部 都市システム工学科
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