2018年度小中高生対象見学会「駅や高速道路が変わる姿を見てみよう！」開催報告

　土木学会関西支部市民幹事会では、2018年6月2日(土)に2018年度「小中高生対象見学会」を開催いたしました。
　今年は「駅や高速道路が変わる姿を見てみよう！」と題し、高速道路の路線の接続や、地下駅の空間が広がっていくのがどのような形で行われるのかを見学しました。
　また、皆さまのご参加いただき、再度お会いできる日を楽しみにしております。

当日の様子・開催報告(画像をクリックすると詳しくご覧いただけます)

参加された皆さまからのアンケート結果(画像をクリックすると詳しくご覧いただけます)

はじめに

　土木学会関西支部市民幹事会では、2018年度の小中高生対象見学会を「駅や高速道路が変わる姿を見てみよう！」と題して、阪神高速道路株式会社　阪神電気鉄道株式会社　株式会社奥村組　清水建設株式会社　株式会社横河ブリッジのご協力を得て、見学会を実施しました。
　街中では、駅や高速道路などを、より便利に、安全に、環境にやさしく・・・など、よりよくするための取り組みが行われています。阪神高速西船場ジャンクション改築工事では、自動車の移動時間を短縮して便利にしたり、自動車から出る二酸化炭素の量を減らしたりするために、道路をつなぐ姿を見学してもらうとともに、アーチ橋模型での体験を行ってもらいました。また、阪神電車梅田駅の工事では、より快適で、安心して利用できるように、道路下にある地下駅の空間を大きく広げたりする姿を見学してもらいました。

阪神高速西船場ジャンクション改築工事

　事務所におきまして、事業主体の阪神高速道路の方から高速道路の役割についてのお話と阪神高速西船場ジャンクション改築事業について説明を受けました。その後、２班に分かれて、橋脚見学、アーチ橋模型体験、橋上の見学をしていただきました。
　橋脚見学においては、工事が終わると見ることのできない土の中の橋脚の様子を見学していただきました。アーチ橋模型体験では、参加者の方にレンガと砂を用いてアーチ橋模型を作っていただき実際にアーチ橋を渡ってもらう体験をしていただきました。また、橋上の見学においては、開通すると歩くことのできない橋上を歩いていただきました。

阪神電鉄梅田駅改良工事

　地下１階の構造物の中で、阪神電鉄の方から阪神電鉄梅田駅改良工事の概要の説明を受けました。
　その後、２階のスカイウォークから工事場所の全体を見てもらい工事の全体像をつかんでいただきました。構造物築造場所の見学では、工事用階段で地下２Fに降りていただき、現在使用している梅田駅の壁を外側から見ていただくとともに、完成すると電車が入ってくる駅の構造物を見ていただきました。その後、床付け完了部では、開口部より掘削完了の状態を見てもらい、障害物撤去見学においては、使用している機械の大きさや重さなどの説明を受け、実際に機械で障害物を壊し、つかんで、機械から取り出される状況を見学していただきました。

ご参加いただいた皆さまへ

　この度は、小中高生対象見学会「駅や高速道路が変わる姿を見てみよう！」にご参加いただきありがとうございました。皆さまのご協力により無事に見学会を終えることができましたこと、心より御礼申し上げます。
　皆さまよりいただいたご意見につきましては、今後の学会行事や企画に活用させていただきます。
　土木学会では、今回のような見学会を年に２回程度（小中高生対象、インフラツーリズム）企画しております。また、皆さまに、ご参加いただき、再度お会いできる日を楽しみにしております。
　ご参加いただきありがとうございました！

見学先関係者の皆さま

　今回の小中高生対象見学会　「駅や高速道路が変わる姿を見てみよう！」の開催にあたり、阪神高速西船場ジャンクション改築工事におきましては、阪神高速道路株式会社、清水建設株式会社、株式会社横河ブリッジの皆様、阪神電鉄梅田駅改良工事におきましては、阪神電気鉄道株式会社、株式会社奥村組の皆様にご協力いただきましたこと、本当にありがとうございました。当日は小学生や中学生にもわかりやすい資料のご用意やご説明をいただき、また、見学会のために安全対策をしていただくなど多くのご配慮をいただき、見学会の準備から当日の案内まで、多大なるご労力とご協力をいただきましたこと、本当にありがとうございました。
　今回の見学会が成功裏に開催できましたこと、あらためまして感謝申し上げます。
　参加の皆さんからは、「楽しかった」「また行きたい」等多くの感想をいただいております。
　今後とも土木学会活動に、ご支援ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。